ブラジルナッツ とは~50mの高木に実る種子。 [ブラジルナッツ とは]
ブラジルナッツは、サガリバナ科に属する高木に実る種子で、その木の高さは50メートルを超え20階建てのビルに匹敵します。日本一高い杉の木が62メートルなので、どれ程の高さなのかちょっとイメージできるかと思います。(学術名:ブラジルナッツノキ / Bertholletia excelsa)
●ブラジルナッツの育成
そんなに高い木に実ったブラジルナッツは、14ヶ月を経て14cm~15cmくらい(約5kg)の球状の蒴果(さくか)に成熟し、落下します。通常のさく果(アサガオ、ホウセンカ、ツツジ等)は、成熟すると数室に裂開しますが、ブラジルナッツのさく果はぶ厚いため自然に割れることはありません。
さく果の中で実ったブラジルナッツ自体もヒトの素手で剥けないほど硬い種皮で覆われてます。
●ぶ厚い外殻の中にある種子・ブラジルナッツは誰が埋める?
ブラジルナッツのさく果は、非常に堅牢でぶ厚い外殻に守られているため自然に割れることはなく、主に齧歯類動物のアグーチ(※1)が硬い外殻をかじってさく果の中に実ったブラジルナッツを食べます。
アグーチが賢いのは、種皮が付いたままのブラジルナッツの一部をわざと食べず、地中に埋めること。ブラジルナッツノキはアグーチの食物となるブラジルナッツを与え、アグーチは互いの次世代のためにブラジルナッツノキの種子を埋める。これぞ自然界における動物と植物が織り成す共生の神秘ですね。
アグーチとは(※1)
中南米に生息するネズミ目パカ科の大型齧歯(げっし)類の動物。大きさは体長50cm~60cm、体重5kg~6kgと、大きなウサギと同じくらいだが一見、大きなリスといった感じ。後ろ足の跳躍力が強く、3m~5mは跳べる。
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●ブラジルナッツの生育地
ブラジルナッツは南米アマゾン川流域の熱帯雨林に多く生育してるのですが、世界に流通しているブラジルナッツの生産地のほとんどはボリビアです。
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